願えば叶う(じじ編)

☆☆☆ ↑ 上のテーマ(題名)をクリックしてテーマのすべてを表示させてからご覧下さい☆

6月20日(土)晴れ

以前ばばは「願えば叶う」という題で記事を書いたことがあったが・・・・・

その日、飛行機で都会に帰ってしまうという方の家に行ったが会えず、

ガックリしていた帰路、他の集落で、本当に偶然に

前方から「会いたかった人」が歩いてきた。

 

昨夕も、同じようなことがあった。

今回はじじが「会いたかった彼」に偶然会えたのだ。

 

じじ&ばば&ばば姉の散歩コースはほぼ決まっているが、

過日、じじは川のそばで「リュウキュウハグロトンボ」の

メスを撮影した。

それ以後「今度はオスが撮れたらいいのになあ・・」

とじじは言い続けていたが・・・

じじがいつも言う。

「動物はオスが綺麗なのが多いんだよ」と。

リュウキュウハグロトンボはメスでも結構神秘的で綺麗なのに

オスは一体どんな色をしているんだろう??

ばばも興味津々、出会いを楽しみにしていた。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

昨夕は、たまたま叔母さん宅に用事があったので、

寄ってからそのまま散歩を続けようということに。

用事を済ませ、普通なら大瀬川を上流から下流へ歩くのだが

下流から上流へ向かって歩くことにした。

見慣れているはずの大瀬川は先日来の雨で水かさが増し、

川の中の葦やヨシも水になぎ倒されていつもと様子が違うように見える。

今日もウナギ釣りをしている叔父さんがいたが

まだ獲物はないようだった。

・・・・・第四大瀬橋までで、大瀬川とは別れ

今度は山田川の方へ進路変更。

空はどんより曇り、今にも降り出しそうで蒸し暑いが

「前に進んでも」「後に引き返しても」距離は同じくらいということで

そのまま進むことにした。

「雨後は色々な虫たちが出ているであろう」とじじが言うので期待して。

しばらく歩くと、いました!

ソテツに害虫の小さな蝶のような虫が集団で・・・

可愛そうにソテツの葉は好きなように食い荒らされていた。

見た目は小さくてとても可愛いのに、本性は大悪人。

道路の反対側を見るとその蝶のような虫が牧草の葉に留まって

二匹でくるくるダンスをしているみたい。

また少し進むと、今度は湧き水のある場所に出て

何と溜まっている水の中には蟹の親子、

そして横には見たことのない薄茶色の糸トンボが・・・

進むたび見慣れぬ虫が葉っぱに付いていたり

カラスの親が子に餌をあげていたり?・・

もう、目をキョロキョロさせっぱなし。。。。

そして「今こうしていても

脳は活発に動いてくれているかなあ・・」なんて言いながらのんびり歩く。

いつも見慣れている牛小屋の所から今度は急な坂道を登る。

姉とばばが先日スカスカのタンカンとも知らず大事に大事に抱いて

意気揚々と上がった坂よりももっときつい上り坂。

去年、大きな蜜柑を転がした坂を今日は下から上へ・・・・

・・とじじが「いたっ」と道路脇にしゃがみ込んだ。

「何が?」とばば。

「リュウキュウハグロトンボのオス!」と言ってすぐ、

じじが「シィーッ」とゼスチャーした。

ばばと姉はその場に直立不動。

じじがカシャカシャと撮影している所へ行きたいけれど、我慢我慢。

しばらく立って姉とばばもじじの横へ。

すると・・・!!!!

植物の下の方の空間に蛍光色の青とでも表現したらいいのだろうか?

ピンと一本の線のような物が見えた。

それが、トンボの体だった。

そして羽はやはりメスと同じように濃い茶色っぽく見えた。

体長は7〜8?だろうか。

その神秘的な美しさにばばは息を呑んだ。

こんな美しいトンボが身近にいたなんて〜〜。

じじは静止画で、動画でと何回も何回も写した。

でも、ばばが撮ろうとすると「撮影の光と音で逃げるからダメ」って。

そうか、無理してばばが性能の悪いカメラで写すより

じじに撮ってもらった方が良いよね。

ばばは傍観者に徹することにした。

突然、トンボが飛んだ!

三角の長い羽をバタバタと動かすような飛び方で。。。。

何処か、竹とんぼの羽の動きと似ているような気もしてきた・・・

見飽きることなく立ちつくすばばの前で

トンボは羽を広げたり、閉じたり、奥に入って行ったり、すぐ目の前にきて留まったり。。。

いつまでもいつまでも見ていたかったけど、天気も崩れそうだし

トンボがずぅっと奥へ入って行ったのをきっかけに、又再び前進開始。

その後も坂道を上りながら二種類のカマキリ・イナゴ・トノサバマバッタなどを写した。

 

トンボと会った後は他のどんな物を見ても、あまり心が動かなくなった。

いつもアカヒゲの出現を願いながら立ち止まる生姜畑でも

「あ〜、今日もいないね」で心残すこともなく我が家へと急いだ。

いつもより曇っていたのが残念だったが、

雨後って色々な動物に会えるんだなあと改めて思った。

小さな生き物達も雨が降っている間はきっと木陰や葉っぱの裏で雨をしのぎ

雨が止んだ時に餌を求めて活動を始めるのだろうか?

正に一期一会。

今日のあの時間帯、あの場所に行ったからこそ会えた生物たち。

みんなうまく共存していけるといいね。

今は、あの生物たちもきっと夢の中だろうか???
(このブログを書いたのはトンボと出会った当日夜の11時前です)

じじ、良かったねぇ〜〜。

念願のオスを写真に収めることができて・・・・

投稿者プロフィール

ばば
ばば
最新の投稿