逃走!
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5月4日(月)晴れ
「五月晴れ」・・・という言葉があるけれど・・・・・・・・
5月なってから、いい天気が続いている。
今朝、じじが「あっ、いない!」と叫ぶのでびっくりして
「何が?」と聞くと
「昨日散歩から返ってきた時、玄関脇にゴマダラカミキリがいたので
捕まえて箱に入れていたら逃げてしまった!」って。
「たいへん!きっと捕まえた仕返しに家中の柱なんか囓られてしまうよ」とばば。
「カミキリ虫」が柱を囓るかどうか知らないけれど咄嗟に口から出た。
じじも心配になったのだろう。
懐中電灯を持ち出して、ハンガーに下げた洋服の下や、
箱の隙間を覗いていた。
じじがカミキリを入れていた箱というのは、
一昨日、奄美市から遊びに来たじじの妹夫婦が
ばばにも、(じじに負けないような腕力をつけさせようとの配慮からか?)
一個1.5?のダンベルを二個プレゼントしてくれた。
そのダンベルが入っていた箱にじじはカミキリを入れていた。
しか〜〜〜〜し、その箱の表面には直径三センチほどの穴が開いていたのだ。
その穴を下にして箱は置いていたらしいが
自分の体の何十倍もある箱をひっくり返して逃げ出したのだ。
じじやばばが寝た後にカミキリ君はそぉ〜っと抜け出したのだろう。
ばばは言った。
「じじ〜、カミキリ君は柱を囓るかもしれないし、
もし、夜寝ている時、カミキリ君がじじか、ばばの顔に
はい上がってきたりしたらイヤだよね〜。」って。
考えただけでゾォ〜〜ッとする。
しばらく必死に捜していたじじが
「おった〜〜見つけた〜!」の雄叫び。
下ばかり見ていたけれど、なんとカミキリ君がいたのは天井近くの壁。
壁に這い蹲っていた。
じじはジャンプしてゲット!
その後、玄関の明るい所へ持ち出して記念撮影????
「ばばも写さない?」と声がかかった。
いったん断ったが、思い直して写すことに。
結構大きいし、じっくり見ると気持ち悪い。
箱の穴は直径約3センチ。
でも、カミキリ君が触覚を広げたら5?ぐらいあるけど
よくも、まあ、うまく抜け出せたもんですねぇ・・・・
自由を得るために、必死に触覚をすぼめ必死の思いで
穴をくぐり抜けたのだろう。
マジックの脱出ショーを思い浮かべたばば。
グロテスクなカミキリ君が何となく愛おしくなった。
でも、その後じじの解説によると、このカミキリ君、
ばばの大好物、蜜柑の害虫なんだって。
それを聞いたからには許しちゃおけないって、
もう一回さっき写真を写した場所に走って行ったけど
もう、カミキリ君の姿は何処にもなかった。
ベランダの下に潜ったのか?それとも、自由になった嬉しさに
遠くまで羽を伸ばして飛び去ったのか?
気になる・・・・・・・