明日は我が身。。。。。。
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4月9日(金)晴れ時々曇り
最近ばばは病院へ行くことが多い。
と言っても自分の体調が悪いわけではない。
父が検査入院しているので見舞いがてら食事の介助をしたりするために。
父が入院している病棟には年配の患者さんが多い。
自分で食事が出来る患者さんは良いけれど
介助が必要な患者さんも多い。
毎日、朝と晩バイクでお父さんの食事の介助に通っている
顔見知りのお嬢さんがいる。
何と、ばばの実家のある集落から通っているのだ。
車でさえ25分かかるのに、バイクで毎日通っている。
ばばより二回り以上年下だと思うが、本当に偉いと思う。
彼女のように子どもが親の介助をしているケースもあれば
80才後半の奥さんが同年代のご主人を介助しているケースもある。
又お孫さんがおじいちゃんの介助をしているケース、
ボランティアで患者さんの介助をしている方もいる。
食事のスピードもまちまちで1時間以上かかる患者さんに
根気強く介助している家族もある。
ヘルパーさんが、半ば強制的に「ハイ、○○さん、ゴックンして」と
まるで小さい子に教えるように声をかけ、促したり。。。。
楽しみであるはずの食事なのに、自分の意志と関係なく
無理矢理押し込まれる患者さんも。。。。
中には食事中なのに何回も奇声を発する方もいてドキッとする。
そして、口からはだらしなく食べた物を吐き出している。
一生懸命なだめ、注意し食事を促す奥さん。
そして又、大きな奇声。。。。
かつて名誉も地位もあった方が全く別人のようにやつれ
介助を受けている姿に痛ましさを感じる。
自分の足で歩き、食事をし、言葉で意志を伝え、排泄をする。
この当たり前すぎることが何一つ出来なくなった患者さんを
毎日見ていると、とても悲しく暗澹たる気持になる。
そして、つい「明日は我が身」と思ってしまう。
若い頃は考えもしなかった「老い」の現実。
今、現実を前に改めて「日々健康に過ごせていることのありがたさ」を
痛感する。
そして、遠くない将来、じじとばばも介護される側になる可能性は大である。
少しでもその日のおとずれが遅いことを祈りつつ
健康作りに励まなくてはと思う昨今である。