大事な思い出
11月24日(月)晴れ
今日も徳之島は空の青さが美しい晴天。
セミは鳴かなくなったけれど、何故か今朝は桜の木の下に猫が3匹も・・・
ばばは、犬も猫も苦手なので、なるべく敷地内には入ってきて欲しくないけれど
時々どこからともなく、猫が入ってくる。
ばばが外に出ると、パァ~~ッと逃げていくんだけど。
犬や猫の放し飼いは禁止されているから、野良猫なのかなぁ・・・首輪をしていないようだから。
又、猫の嫌がる錠剤でも庭に撒いてみようかなぁ・・・・
天気が穏やかなので、昨日、昼過ぎに姉が「お墓参りに行って来ようか?」と来てくれた。
たまたま、じじ両親のお墓は除草がてらお参りしてきてあったので、実家のお墓参りに行ってくることにした。
車であれば、片道30分はかからないので、天気が良い日に行って来た方がいいから。
送り盆に行ってから、約3ヶ月も行ってなかったから、又お墓周辺には雑草が生えているかなぁ?と思い
除草剤やジョウロも準備して行った。
初めに姉の嫁ぎ先のお墓へ行って、水を替えたり、お酒を注いだりして、周囲に箒目を立て
次ぎに、実家のお墓に行った。
実家の墓周辺には、少し雑草が生えていたけれど、サッと除草剤を撒いて終わった。
お墓の前では、線香を立てて、両手を合わせると、何故か無垢なな気持になり、
ご先祖様や今は亡き両親に手を合わせる。
在りし日の両親や、姉、兄、弟の顔がフワ~~っと浮かび、色々な事が思い出される。
お参りを済ませ、道路に下りると、サトウキビ畑の縁に植えられたソテツの木に立派な実が熟していた。

ソテツの実を見ると、色々な事を思い出す。
幼い頃、母と一緒にソテツの実を取ってきて、洗って干して、割って、中の実を取りだし
何日間か水に浸けて、溶け出したデンプンを米と一緒に炊いて、「ソテツ粥」を作っていた。
お米は貴重品だったし、ソテツのデンプンで嵩増ししていたんだろうなと今は思う。
小学生になった頃、学芸会(と、当時は言っていた)で「ソテツの実(ナリ)」という踊りをしたことがあり、
今でも口ずさみながら踊ることが出来る。
頭にはタオルで姉さんかぶりをして、絣の着物を着て、小さな桶のような物を持って踊った。
何十年経っても忘れることが出来ない。
ソテツの実を食料として使うだけでなく、子ども達はソテツの枝を使って馬と荷車を作って遊んでいたなぁ。
又、学校の運動会では玉入れの玉として、ソテツの実が使われていたような気がする。
その後は、布製のお手玉が使われるようになったけれど。
それに、枯れたソテツの枝は燃料としても重宝していた。
お風呂を焚くときなどに、薪と一緒に釜にくべていた。
今は、こういう事を知っている人も少ないと思うけれど、ばばにとっては、大事な思い出である。
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