年寄り笑うな・・・
9月21日(日)晴れ
今日も良い天気です。
庭の植物たちは暑さに負けず、きれいな花を咲かせています。
外に出るか、自宅2階へ行けば涼しいのですが、
ばばは2階へは滅多に行かないし、室内作業が多いので、毎日汗ビッショリ。
最近「味卵」を毎日食べるので、先ずはゆで卵を作ろうと
小さめの鍋に卵を10個入れ、水を入れて火にかけ「10分から20分後には室内に入ろう」と思いながら室外に。
落ちた木の葉を拾ったり、洗ってあったジョウロを片付けたり、花壇に水をかけたりして
室内に入ったら、コンロのガスが消え、小さな赤いランプがチカチカしていた。
慌ててコンロのスイッチを切り、鍋を見ると、水は空っぽになり、卵の殻が部分的に少し茶色くなっていた。
一瞬で、自分の過失に気づき大反省。
一応、卵は全部取り出し、水を流しながら殻を剥いたら、別に目だった異状は無かったのでホッ!
キッチンペーパーで1個、1個拭いてビニル袋に入れ「すき焼きのたれ」を回しかけて冷蔵庫へ。
コンロの火を点けっぱなしにして、庭に出ているなんて!それも数十分も。
でも、有り難かったことは、最近のコンロって加熱しすぎたらしぜんに火が消えて、警告灯?が点くんだね。
コンロの火の消し忘れ・・・・恐いよね。
子どもの頃、母がよく言っていた。
「泥棒は自分が持てる分の物を盗んでいくけれど、火事は全焼したら、全て無くしてしまうんだよ」と。
そんな母も、80歳を過ぎる頃は、よく鍋を焦がすことがあった。
仕事を終えたばばが、実家に寄ると、焦げ臭い匂いがするので
「どうしたの?」と思って、台所を見ると、底の焦げた鍋が置かれていることがあった。
タワシ等で擦っても。それ以上、焦げは落とせなかったんだろうね。
「誰が焦がしたの?」と聞くと、母はニコッと微笑みながら、
ばばを指さして「あんたがよ」といつも答えていた。
きっと、仕事を終えて実家に寄る、ばばのために煮物とかお汁を作りながら他のことをしていて
料理のことをすっかり忘れてしまっていたんだろうね。
あの当時のことを思い出し、ばばも当時の母と同じ事をしているなぁ・・・と思い
母の前で、ちょっと怒ったりしたことを未だに反省する。
母は、ばばが若い頃、よく言っていた。
「子ども叱るな、来た道だ。年寄り笑うな、行く道だ」と。
まさに母が言っていた通りだと実感している、ばばです。
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