徳之島でも、こんな事あったんだね〜
12月4日(月)曇り後小雨
昨夜も文化会館へ。
師走になると、結構色々な行事が多くなるような気がする。
まだまだ参加したい行事が沢山!
でも、遊びに行く前に家の中のやるべき事を済ませなくちゃね。
時間はいくらでもあるようで、全然足りない。
よっぽど時間の使い方が下手なんだろうな・・・と思う。
昨夜は、徳之島の朗読サークル「いきゅんDo」の発表会だった。
毎回、発表会には行っている。
年を追う毎に内容もグレードアップし、観客を感動の渦に巻き込む。
サークルの会員は男性2名、女性12名の合わせて14名。
なるべく前の席で鑑賞したい!
数日前の「民謡お国めぐり」では、開場の何時間も前から待っている人もいて
座席確保で色々思うこともあった。
昨夜は、超満員になることは無いかもしれないけれど
やはり早めに出かけた方が・・・と姉と出かけた。
一番近い駐車場も空いていたので車を止め
開場10分前位に会場の文化会館に着いた。
お客さんはチラホラで、会場内も空席が目立ったので
「満席になってくれると良いけど・・・」と思いながら
前から6番目位の中央に座った。
ここなら、演じる人達の表情まで見える位の距離だ。
開幕〜
まず最初は徳之島高校の「書道ガールズ」が力強いタッチで
「ふるさと」「つながる想い」と書いた。
その後は「ニコニコキッズ」の子ども達による歌。
題名は分からないけれど、四,五歳位の子ども達から小学生までの子ども達が
手話をしながら歌ったのにはビックリした。
そして、朗読サークルの皆さんの発表!
演目は「あなのあいたおけ」「パパイヤとマンジョウマイ」
「とんとんとんの子守歌」「ほっとひといき」「母間騒動」と続いた。
どの演目も「親子の愛」「仲間同士の思いやり」
「自然保護」等がテーマだとばばは感じた。
表情豊かに感情を込めて発表する皆さんが観客を作品の中へ誘い込んでくれる。
どの演目も素晴らしかったが、ばばが今回一番感動したのは
「母間騒動」。
原作が前田長英さんで、脚本は徳之島郷土研究会の幸多勝弘先生が書かれていた。
昨夜のパンフレットからあらすじを引用すると
母間騒動とは1816年徳之島の母間集落で実際に起きた、民衆の命をかけた騒動記。
1700年代、徳之島は薩摩藩の財政を立て直す為、当時、高値で取引されていた黒糖の
大量生産を強いられた。
伝染病や飢饉などを乗り越え人々が農作業に励む中
母間村掟役喜久山は実際とは大きくかけ離れた収穫の見積もり伝えられる。
異議を申し立てる為、死を覚悟で1人代官所へ向かった喜久山は、
あえなく牢に入れられてしまう。
喜久山を解放して欲しいと母間村の民たちは必死に訴えるが、
役人達は聞く耳を持たない。
これまでの役人の所行に業を煮やした民たちは、その夜、代官へ襲撃
そして、喜久山救出の作戦を決行する。
これは実際にあった騒動で、母間漁港には「母間騒動」の記念碑も建てられていて
ばば達も過日、見てきた。
村民の何名かが薩摩藩へ直訴に行き、村民の願いは聞き入れられ
結果的には極刑を受けた者も無かったそうだ。
母間集落の騒動ではあったが、
隣の花徳や轟木の村民も馳せ参じて協力したそうだ。
一致団結して行動し、悪政をも変えさせたというお話。
発表を聞きながら、ばばも村民と一緒になって闘っているような気持ちだった。
拍手喝采のハッピーエンドで、本当に良かった。
発表の終わりには全員で「ふるさと」を歌い、
谷川俊太郎さんの「生きる」を観客と舞台が一緒になって群読。
素晴らしいフィナーレだった。
発表が終わって外に出ると、思わぬ雨・・・
でもね、気分が高揚していたばばは濡れることも厭わず・・
今年の発表が終わったばかりなのに、
もう、来年の発表を楽しみにしているばばだ。
せっかく良い気分で会場を出て駐車場に向かったのに
何と!
ばばの車の後ろに誰かが車を止めていて
すぐに出られるはずだったのに、その車の主は来ず
仕方が無いので、ほかの車が10数台出た後、
やっと車を前進させ駐車場をグルッと回るようなかたちで
車を出せた。
あぁ〜あ、あ、最後の最後に又しても怒りムラムラ。
落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせつつも、何だか腑に落ちなかった。
残念!