手をかけ過ぎずに見守ろう
12月5日(月)曇り時々小雨
ばばは植物を育てるのが大好きである。
現職時代は、子供たちと一緒に花や野菜を育てていた。
成長過程を見るのも楽しかったし、
野菜などは収穫するのも楽しかった。
花や野菜の世話をするために、早朝出勤していた。
退職してからは、自宅の玄関先等で好きな花を育てていた。
しかし自宅の玄関、夏は直射日光が強くて
おまけにコンクリート、照り返しは強いし、
なかなか植物を育てるのは難しかった。
義母が庭いじりをしなくなってから、ばばが両親宅の庭や
小さな菜園で野菜や花を育て始めた。
しかし、両親宅も、花壇があるわけではなく、
庭にはクロトンの木があるくらいで
色よりどりの花はなかった。
両親宅をリフォームしてもらった時、庭の一角に石を積んでもらって
ホームセンターから買ってきた土を入れたりしながら花壇にした。
植物が根を張るための深さにするためには、結構な量の土を入れた。
花壇の準備は出来たが、又難題が・・・
自宅と反対に、両親宅の庭は日当たりが悪くて、半日しか日が当たらない。
植物を育てるのは難しい。
それでも、花や木を鉢植えにして、移動して日に当てたりした。
丈夫に育った時点で、庭に植え替えた。
クロトンだけだった庭が、3年経ってデュランタ・月下美人・ツンベルギア
ディフェンバキア・スズランスイセン・バンマツリ・ギンモクセイ・
ハツユキカズラ・夜香木等が育っている。
ただ好きというだけで、植物に関する知識もないままの
育ちたいように成長させ、見て楽しんでいる。
狭い花壇ながら、こうして書いてみると
結構な種類の植物が育っているんだなぁと、自分でもビックリする。
菜園では、野菜ではなくキツネ花と夜香木が広がりすぎて
野菜は、ニラとネギとショウガとレモングラスと、
季節外れのゴーヤーが育っているだけ。
本来なら、ブロッコリーとか大根とかを育てているはずなのに
思い切りの悪さから、キツネ花を切る時期を逃し
好き放題、枝を伸ばさせているのだ。
それでも、身近に野菜や植物があると
何だか嬉しくて、毎日数回は花壇を眺め
菜園を見て回る。
ポインセチアやシャコバサボテンは、大きな鉢に植えたまま
時に水をやり、時に肥料をあげていたら、どんどん葉数が増えていった。
ポインセチアは、先月中旬頃まで青々としていたので
「今年は赤くはならないんだな」と半分諦めていたんだけど
ある朝、急に真ん中片が赤くなり始め、その赤もだんだん濃くなってきた。
嬉しくなって、いつも郵便などを届けて下さる配達員さんたちにも
花で感謝を・・・と、ポストの前に鉢を置いた。
シャコバサボテンは、挿し木で増やそうと思っていたら
水やりの管理が悪かったせいか、2鉢だけ残して、
残りの数鉢は根腐れしてしまった。
葉っぱはどんどん伸びて増えるのに、蕾が全然付かない。
「肥料のやりすぎかな?」と思い、花芽が付く事は無いだろうと
ほぼ諦めかけていたんだけど、数日前、急に葉っぱの先が白っぽくなった。
「又、新芽が出たんだな?」と思って、見てみると
何と、蕾が付いている!やったぁ〜〜
嬉しいな、嬉しいな〜
最低限の世話しかしないのに、律儀に花芽を付けてくれた!
初めてだ!
2鉢ともピンク色の花のような予感がするけれど、
どんな花を咲かせてくれるのかな?
あと、数週間では開花するのかな?
楽しみで、1日に何回も覗きに行っている・・・
というより、ぱっと外を見たら目に入る位置に鉢を置いてある。
株分けしたマコモヤ?も6鉢に増えたし・・・・
ばば思う。
いくらばばがヤキモキしたって、ばばが思う時に
植物は花を咲かせたりはしてくれないんだなぁ〜
その時期が来たら、ちゃんと察して芽を出したり
蕾を付けたり、開花したりしてくれるんだなぁと。
だから、ばばは優しく見守って
時に水を、時に肥料を、時に日光を・・・と
気をつけていれば、植物は大きな喜びを、ばばに返してくれるんだなぁ・・・と。