外へ出よう!
12月1日(木)雨
明け方、雨の音で目覚めた。
雨で始まった師走。
6時には、数日前から予告があった消防訓練?のサイレンが鳴り出した。
サイレンの音につられて、ご近所の飼い犬君が
サイレンそっくりな鳴き方で鳴き出した。
余談だけど、この犬君、救急車やパトカーの音にも
すぐ反応して、同じような鳴き方するんだよ。
最初聞いた時はビックリしたけど、今は慣れちゃって
一度、鳴いている犬君に会ってみたいなぁ・・と思っている。
もう少し寝ようかなぁ?とも思ったが、すぐ階下に降りた。
カーテンを開けると、庭が大分濡れていた。
今日はやるべき事が沢山あるのに、
天気が悪いと動きにくいなぁ・・
まずは、送り物を2件済ませなくちゃ!と思っていて
何故か、夕べ急に思い立って、ドーナツの生地を作り冷蔵した。
だから、朝一でドーナツ作り。
約60個揚げて、4等分した。
ちょっと少ないかな?と思ったので急遽、生地を作って
再度60個くらい揚げて、冷やしておいた。
これも4等分して、送り物に入れてあげよう。
そして、菜園のゴーヤーも切って、入れてあげなくちゃ。
あとは、お店に頼んであった品物を貰いに行って
ついでに発送手続きをして来よう・・・・
9時頃からスーパーは開くので、
遅くても10時には出かけなくちゃ・・・と早々に朝食を済ませ
姉に連絡して、出かけた。
12月の声を聞いた途端に、何故かお店の中のお客さんの数が増え
動き方までも慌ただしげに見えるから不思議。
約1時間かけて、荷物を揃え、発送手続きをして一安心。
・・ここで、又急に、ばばの思いつき行動!
「そうだ!病院へ行こう!」。
午前中では、帰れるだろう・・・
どうせ雨だし、外回りの仕事を早く終わった方が良いと判断した。
11時半頃、受付を済ませて待合室で待っていた。
ばばは、病院へ行く時は、自分の番を待つ間、本を読むことにしている。
いつも通り、本を広げて読み始めたが、
何故か隣に座っている年配の方が気になる。
どこかで会ったことあるんだけど・・・どなただったかなぁ・・・・
実家集落の大先輩には間違いないと思うけど・・・
でも、名前が確信が無い。
気になり出すと、読書どころではなく、恐る恐る声をかけてみた。
「あの〜○○(ばばの実家集落)の方ですよね」と。
すると「はい、私は○○の△△で、家は坂を上がった右側です」と。
先輩に名乗っていただいたので、ばばも「私は誰それの末っ子、○ですよ」と
言うと、「え〜〜〜っ」とビックリされて
「あなたの親の時代には、良く行き来があったのにねぇ。
子供の世代は、あまり知らなくてごめんなさいね」って。
ばばも、高校から島外に出たが、集落の先輩方と
自分より3,4歳まで後輩の方は、名前も顔も大体分かるけど
年が離れている後輩たちはほとんど分からない。
隣の大先輩に「何歳になられましたか?」と聞くと
「もう、90よ。体もあちこち悪い所ばかり。耳が遠くなって
人の話も半端聞きしか出来ないのよ。今日は、肩凝りを治すために
リハビリが出来ないか聞きに来たんだけどね」って。
大先輩は、ばばの母より20歳くらい後輩になる方だった。
耳がちょっと不自由とは言いながらも、
ばばの母のこと、兄のこと等、色々話してくれ
「こうして話していると、昔のことを色々思い出すねぇ」とも仰った。
ばばも、お話を伺いながら、子供だった頃の集落の様子や
友達のこと、親戚の方々のこと、集落行事のこと等々
一気に色々な思い出が蘇ってきた。
話し好きらしい大先輩は、まだまだ話したそうだったが
レントゲン技師の方が呼びに来られて、検査室に入って行かれた。
その後、ばばもすぐ名前を呼ばれ、診察を受け
薬をいただいて帰ってきた。
やっぱり、今日、病院へも行って良かった。
大先輩に会えて、色々な昔の話や、
自分の両親との思い出話なども聞けて・・・
スーパーでも、教え子ちゃんや、じじの同級生から親しく声をかけていただいた。
一歩外へ出れば、島では必ず顔見知りの方と会う確率は高い。
家の中に閉じこもらず、なるべく外へ出るようにしよう!
12月は、催し物も沢山。
口演会&落語・朗読サークルの発表・チャリティーコンサート
合唱祭等々・・・毎日が楽しみだ〜。