純黒糖ゲットしたぞ〜
1月20日(月)晴れ
昨年末のある夕方、ばばがいつも通うお店に行った時
ある男性とお話しした。
その方のお名前はSさん。
Sさんは「お正月2日から、キビカサギ(サトウキビの収穫)で忙しい」と話された。
色々話すうちに、Sさんは「8日から製糖が始まるから・・・」と話したが
話しの中で「この近くに自家製糖している所があるよ。
そこはね、昔ながらの製糖方法で砂糖を作っているんだよ」とも話した。
今、徳之島のスーパーなどで売られている黒糖も
「加工糖」が多い。
最近は、島の人でも「加工糖の方が食べやすい」
と言う人が多いかも知れない。
ばばも、実際「純黒糖」を食べてみて
「加工糖の方が癖が無く美味しいかな?」と思ってはいるが
やはり、昔ながらの「純黒糖」に郷愁をおぼえる。
で、Sさんに「もし、製糖が始まって砂糖が出来たら
その時は教えて下さいね」と話してあったのだが・・・・・
昨日、いつものお店に行くと、店の前で
Sさんがニコニコ笑って立っていた。
ばばが車から降りるや「あなたを待っていたよ〜」って言われた。
ばばの名前を知っていたらしく、お店の方に
「ばばちゃんは何時頃来るの?」と聞いていたらしい。
ばばが、そのお店に行くのは大体時間が決まっているので。
「お砂糖出来たのですか?」と聞くと
「今日できたよ。もし、味見してみて美味しかったら買ってね」と言われた。
「明日買いに行きます」と即答したばば、
今日、早速買いに行った。
Sさんから教えて貰った通りに海岸線を走って行くと
左手に、目印のジュースの自販機があり、
そこを左折すると製糖工場だった。
工場と言っても、個人の工場なのでそんなに大きくは無く
前庭には収獲された4サトウキビが積まれていた。
ばばが「Sさんの紹介で来ました。個人でも黒糖買えますか?」と聞くと
「買えますよ〜」と、奥様が答え「どの位欲しいの?」と聞かれたので
ばばが言うと、すぐに箱に入れてくれた。
ワァ〜〜イ、純黒糖買ったぞ〜〜〜。
ばばが、何故純黒糖に拘るかというと
供の頃、ばばの家も自家製糖していたの。
畑にキビを圧搾する機械があって・・・動力は牛。
ばばは、製糖期は朝から晩まで牛を追い追い頑張ったんだ〜。
牛が歩かないと、圧搾機が回らないので
止まりそうになる牛の背中をを「フイッ、フイッ」と言いながら細い竹で叩くの。
すると、又牛は歩き出すんだけど、延々と同じ動作を続ける牛とばば。
同じ動作と言っても、圧搾機の周りをグルグル歩き続けるだけだけどね。
サボりたいと思っても、兄や姉は他の仕事をしているし
ばばがサボると牛が止まるし・・・・
辛かったけど、頑張れば「ガンダタ」と言って固まる前の
水飴状の黒糖をご褒美にもらえるから
疲れても頑張り続けたんだろうね〜。
朝から晩まで頑張ったばば、
今の「ダラダラばば」には比べものにならないね〜。
・・・というような思い出があり、「純黒糖」に惹かれるんだろうね。
黒糖を買った後も、工場主さんと色々話した。
「製糖工程を撮影させていただけないか」と、じじからの依頼を話すと
快諾して下さり、名刺も下さった。
近々、又製糖するからその時は連絡して下さるって。
その時は、ばばもじじの助手として同行しよう〜〜っと。
撮影してきたら、この製糖工場さんのこと、
もう少し詳しく書くね〜。
今日行った製糖工場さんはね「本郷さん」っていう方が経営されているのよ。
では、次回をお楽しみに〜