「水鳥」の正体見たり・・・・
4月15日(金)晴時々曇
昨日、今日と、じじの友人Fさんのお父様のお通夜、告別式に参加した。
このお父様、Y叔父様は、奥様が20数年前脳梗塞で倒れ
それ以来、一日欠かさず奥様を病院に見舞い続けたそうだ。
多い日には、一日2回も病院へ通い食事の介助なども
子ども達にさえ手出しさせず叔父様がやっていたそうだ。
その最愛の奥様が3年前に亡くなり、
去る1月に三回忌を終えたばかりだったそうだ。
ばばは、直接話したこともほとんど無いけれど
じじは、小さい頃から可愛がっていたそうだ。
「麗しい夫婦愛」を紡いだ叔父様だったのですね。
ばばも、じじをもっともっと大切にしなくてはいけないなぁ・・・・
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何の因果か・じじと一緒に散歩をするようになって
葉っぱにくっついたゴミや鳥の糞がが虫に見えたり
木の葉や枝が鳥に見えたりするようになったばば。
退職するまで、花や植物には興味があったけれど
鳥や虫など見向きもしなかったのに、感化されるって怖いですねぇ〜〜。
小さい頃から鳥が大好きだったというじじに、今やすっかり洗脳されてしまったばばだ。
今は買い物に行っても必ず近くの川を覗いてしまう。
時には珍しい鳥が舞っていないかと空を見上げたり・・・
先日も例によって例の如く、川を覗いていると対岸の岸辺にピンクっぽい鳥が見えた。
今まで見たことのない鳥かも!
ばばの胸は興奮してドキドキじじに電話しなきゃ!
でも・・・・焦るな、焦るな。
前回、鳩の群れに混じっていた一羽の仲間はずれの鳥を見つけて
大興奮してじじに電話したら、電話の向こうで
「羽の色は、こうこうで、嘴の形はこうこう・・・で尾はどんな色で・・・」
と淡々と聞き返され挙げ句「それは、ウミネコだよ」って結論づけられ
張り切って実況中継していただけに、風船がしぼむより早くばばはヘナヘナヘナ〜〜〜。
だから、なるべく近づいて、姿形、色、大きさなど確かめなくちゃ・・・
こうなれば、ばばは視力は2,0以上、走力もオリンピック選手並みになるよ〜〜。
一点を凝視しながらササササッと小刻みに移動するばば。
ピンクの鳥は、折りからの満ち潮に乗ってどんどん上流の方へ移動していくかと思えば
川中のブロックの横で留まったり。
それにしてもピンクの水鳥って????ワクワクドキドキ。
今年は大瀬川にカンムリカイツブリも来なかったし、ヘラサギも遊びに来なかった。
その代わり、珍しいピンクの水鳥が来てくれたっ。
いやが上にもばばの期待は膨らむ。
じじの喜ぶ顔が見えるようだ。
徐々にピンクの水鳥との距離が縮まる。
しっかりと目を見開いて見る。
あれっ?なんか違うような・・・・
待てよ・・・・
さらに近づいてみる・・・・・
ガガガァ〜〜〜ン。
ばばをいやが上にも興奮させたピンクの水鳥の正体は!
ビニル袋に入った赤っぽいカセットコンロ用のガスボンベ。
ガスボンベの他にお菓子か何かの包み紙らしき物も。
何で、こんな物、川にに投げ捨てるのよ!誰だよ!!出て来い!!!と叫びたかったよ〜。
期待が大きかっただけに、ピンクの水鳥の正体がポイ捨てのゴミと分かって
ばば、猛烈に腹が立ってきた。
・・と同時に、真剣に川縁を走っている異様な姿を通行人に見られたのでは?と思うと恥ずかしいぃ〜〜〜〜。
あまりに腹が立ち、恥ずかしかったので、じじにも「ピンクの水鳥」のことは報告できなかったよ。
今度こそ、絶対珍しい鳥を見つけるからね〜、じじのために。