心は寄り添えるよね

3月26日(土)曇
ばばはNHKの夜11時20分頃から始まる「ラジオ深夜便」という番組が好きで、寝る前によく聞く。
昨夜は映画作家の(と紹介されていた)大林宣彦さんが出演していて
東北関東震災被害者へ寄せる思いを語っていた。
その中で、特にばばが感動したのは・・・・
震災後、じじもばばに話してくれたが、被災した地域の、あるお母さんが
語ったのか、メールかファックスをして、
それがで紹介されたのか定かではないが
震災後、2才になる男の子がスニーカーを履き
眦をあげて、こう言たそうだ。
「ぼく、地震を逮捕してくる」って・・・・・
この2才の男の子が、何だかスーパーヒーローに見えてくるね。
小さい子なりに、この大震災について考えることがあったんでしょうね。
もう一つは、「頑張って」という言葉について。
今、被災地の方々は、もう限界まで頑張っている。
しかし、被災地以外の方々から「頑張って」と言われると
「これだけ頑張っているのに、もうこれ以上頑張れないよ」という気持になるだろう・・・って。
ばばも、いろいろな方に「頑張って」と声をかけることがある。
「もうこれ以上、頑張れなんてむごいかな?」と思いながらも
「頑張って」の言葉以外思いつかないことがあり
辛い思いをすることがある。
なるべく「頑張って」と言わず、他の言葉に置き換えたいんだけど
適当な言葉が見つからない。。。。
大林さんは、被災者の方々に、かえって勇気づけられているとも話していた。

そう言えば・・・・・
茨城だったか?津波の被害があったけど
一人の犠牲者も出さなかった集落のことも昨日テレビで紹介されていた。
地域の有線放送を使って、「津波が来ます。高台に避難せよ」と
2時間も放送を続けたんだってね。
足下まで波が来ている中で職務を遂行した若い消防署の職員。
90歳代の一人暮らしのおばあちゃんは、逃げたいけど、逃げられない状態だった。
そこへ、いつも関わってくれている民生員の方が車で駆けつけて
おばあちゃんを安全な場所へ避難させてあげたって。

今回の大震災は、いろいろなことを私たちに考えさせているなぁ。

ばばが頼もしく思うことのひとつに
関東在住の島出身の若者達が、徳之島三町はじめ、
彼方此方の関係機関と連絡を取り、
島の赤土バレイショ14トンを被災地へ送ることにしたそうだ。
今日、バレイショを積んだ船は島を出港するんじゃなかったかなぁ。
今、島のジャガイモは例年にない高値が付いているそうだが
それを惜しげもなく提供して下さった農家の方々・・・・・
バレイショを集めるために、役場職員が休日返上で掘り取り作業を行ったとも聞く。
人間って、素晴らしいね。
距離的に離れていても、心は寄り添えるよね。
手から手へ、心から心へ、南の小さな島からの贈り物が無事届きますように。

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