言いつけるもんね〜〜
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7月23日(金)曇?晴?
ばばが夕方、家に入るのは何時も7時半を回っている。
今日も8時前に帰り、まず玄関の植物に水を撒き家に入ろうとして
ふと水道の下の方のコンクリートを見ると、何やら黒い物体が。
(又しても、ニックキニョロ君だな?)と直感したばば。
最近、続けて3回見つけ、2回はすぐ近くの屋上へ放り投げてやった。
翌朝、様子を見ると這った跡だけ残し、影も形もなくなっていて
あのノロマさんが一晩で移動する距離の長さに吃驚した。
1回は、冷却して瞬殺するという薬剤をスプレーしたら
風上と風下を計算しなくて、ばば自分に思いっきり噴射してしまい大失敗。
腹が立ったので、又しても移植ゴテで掬ってコンクリートの上に放り投げてやった。
そして、今日、又しても懲りずにばばを怖がらそうと現れた。
いいもんね〜〜。ばばには心強い味方がいるんだ。
じじに言いつけてやる。
・・・ということで、即じじに訴えた。
奴を島流しにして欲しいと。
「ほい来た、ばば、まっかせなさ〜〜い」とばかりに
じじは火鋏で奴を挟み、今夜も家の前の溝に流してきた。
じじの弁によれば「海まで流れていく」そうだが・・・・
じじって、頼りになるね〜。
それに、最近は夕ご飯の刺身を必ず数切れ残し、明朝、塩コショウで味付けして
オーブントースターで焼いてばばに食べさせてくれるんだ〜。
ばばが「美味しい」って言うと、喜んで「魚は体に良いよ〜。
あっさりしていて美味しいだろ」って言う。
ばばが「2,3切れでは食べた気しな〜い。本当は5,6切れ食べたいな〜」と
心にもないことを言うと、「1,2,3・・・」と、今食べている刺身の数を数え
「じゃ、ここでやめて、ばばの分残そうか〜〜」って。
「心にあることを言いなさい」と常々じじに教えているのに、
ばばが「心にないこと言っちゃダメダメ〜〜」だよね。
話題は又変わって・・・
所用があって、昼から約40日ぶりに遠出をした。
自宅と病院の往復だけの生活で、ドヨ〜〜〜ンとしていたばばの心が
一気に晴れたような数時間だった。
人間やはり、気分転換が必要ですね。
帰りに病院に寄ったら、母はもう食事が終わっていた。
車椅子でベッドのところまで連れて行き、抱きかかえてベッドに移そうとすると
「自分でベッドに座るから良いよ」と母。
(まさか?)と思ったが、車椅子のストッパーをかけ母の靴を脱がせると
母は両手でベッドの柵を掴んで徐々に徐々に立ち上がったのだ。
その後、ばばが少し手を貸すと自分でベッドに座った。
母が自力で立ち、ベッドに座るなんて約40日ぶりのことだ。
やったね!お母さん。
母のこの回復力の原動力になっているのが、もうすぐ帰省する我が家の長女家族と、次女だ。
帰省を前に、我が娘と、ひ孫二人から昨日もファックスが届いた。
「おばあちゃんの作った卵焼きが食べたい」
「ばーばばば、早く立って また ぼうし あんでね。」
(母は毛糸で帽子を編むのが好きで去年までは、一冬で何十個も帽子を編んでいた)
「もうすぐ あえるね。 早く げんきに なってね」などと書かれていた。
昨日は食事の後、廊下へ出て娘やひ孫と電話で話もさせた。
娘が「ばあちゃんの卵焼きが食べたい」と言うと
母は、口では「左足が動かないから無理だよ」等と昨日も言っていたが
1日おいた今日、自分でベッドに座ると言い、実際に座って見せた。
恐るべし!孫パワー&ひ孫パワー。
聞くところによると、母はベッド周囲の柵を持って、起き上がったり座ったり
自分なりに訓練しているようだ。
「リハビリの先生から注意された。今日も0点だった」とばばにぼやき、
落ち込んでいるけれど確実に回復しているのが目で見て分かる。
あと一息!焦らず確実に力を付けていこうね、お母さん。
大好きな孫や、ひ孫の帰省は目前だよ!