徳之島あいのりジャンボタクシー

10月7日(水)曇り後晴れ・風強し

(明日は大型台風だな?)と、昨夕は慌てて野菜などを買いに走った。

寝るまでもそんなに風は強くはなかった。

朝起きると、ビュンビュン風がうなっていて、北側の窓は開けられないほどだった。

東側の戸を開けると、波は近くの2階建てのビルの屋上を

越える高さくらいに高く上がっていた。

雨も降っていなくて、風と波が強い今回の台風だった。

幸い、遙か徳之島の東を北上したようだが、喜界島に近づいているような報道も・・・・

そして、テレビでは空と海の交通の欠航状態が次々報道されている。

離島の宿命かな?

自分たちの住む島から台風が遠ざかっても、

数日は船便の荷物は入荷しないことってことなんかザラだから。

台風が近づくぞ〜〜〜となると、まず店頭から消えるのは牛乳と野菜。

幸い、ばばは牛乳が飲めないのでさして不「困った」とも思わないが

野菜不足は困ってしまう。

でも、いざとなれば、タマネギやニンジン・ジャガイモ・切り干し大根・椎茸など

欠航使える食材は普段からストックしてあるし、

それも無くたって、ご飯と塩があればOK。

おいしいおむすび作れるし、梅干しだって、ツナ缶だってあるし・・・・

食生活のことばかり書いてるけど、台風で一番心配なのは農家の方々の丹誠込めた

農作物の被害。

島の基幹産業、サトウキビはつい先日までは小雨で悲鳴を上げ、

今回強風にあおられたら、それこそ「踏んだり蹴ったり」ですものね。

台風が過ぎてホッとしたばば。

今後も他の県にも上陸などしませんように・・・・・

3姉妹も心配していると思うけれど

徳之島は大丈夫だったかえらねぇ〜〜〜〜。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もう、20年ぐらいになるだろうか?

徳之島でも、毎週水曜日に(少し前までは木曜日)

売り出しのチラシが配られるようになった。

お店のチラシの他にもいろいろなチラシが混じって折り込まれている。

去年の一時期はチラシ配布を二つの業者がしていたが

今は一つの業者が徳之島3町の全世帯に無料でチラシを配っている。

先週水曜日もいつものようにたくさんのチラシが配られた。

その中でばばの目を引くチラシが1枚あった。

A4の大きさの用紙には「徳之島 あいのりジャンボタクシー」と書かれている。

あいのりジャンボタクシー?何だろう?と詳しく見てみると

事前予約があった場合にのみ運転するデマンド型交通で運転しますと書かれている。

ついに、こういう時代が来たのか・・・・・・

近年、ばばは家の下を走る定期バスを見ていつも思っていた。

(こんなにお客さんが少なくて、バス会社は成り立っていくのだろうか?)とね。

かつて、ばばが子供のころのの島内交通手段と言えばバス。

いろいろな大会や集会の時は満員の客を乗せてバスが走っていた。

そう言えば、切符を売る車掌さんもいたような気がするが。。。。

いつの間にかワンマンバスになった。

現在のバスの運行状態は1時間か2時間に1本の割りで運行している。

空港へは飛行機の発着に合わせ運行されている。

以前は港からも船の発着に合わせ運行していたような気がする。

しかし。。。。いつの頃からか、バスは空っぽか数人の客しか乗っていない事が多くなった。

数年前、職場の遠足でバスを貸し切った時、運転手さんがしみじみ話したことによると

数十年前までは、何かイベントがあると、会場へ行く客を乗せ10往復ぐらいしたこともあると。。。。。

でも最近はほとんどの人が自家用車を利用するので、貸し切りもほとんど無いと・・・・

そう言えば、最近はほとんどの家庭が自家用車を持っているもんなぁ・・・

ばばも個人的にバスに乗ることはほとんど無い。

でも、ばばは思う。

バス通学をしている小学生もいる。(このバスは夏休み・冬休みはは運休していたと。。思う)

病院へ通う高齢者もいる。高齢者の中には独居老人も多いし、

自分で車を運転できない高齢者夫婦もいる。

こういう人たちにとってバスは不可欠だ。。。。

じじとばばだって、あと何年かしたら車を乗れなくなるかもしれない。

 

バスは必要だ。

かと言って、一人の乗客もいないのにバスを運行するのは大変なことだ。

そこでついに、デマンド型で10人乗りのジャンボタクシーを運行することになったらしい。

今回は全路線をデマンド型にするわけではない。

特に乗客の少ないいくつかの路線を試験的に運行するらしい。

デマンド型運行は10月1日から開始された。

たった一人の予約でも運行するそうだ。

初日には徳之島町北部集落と天城町から二人のお客さんがあったそうだ。

 

このバスを早い時間に利用するには事前に予約が必要だそうだが、

突発的に当日朝、急に用事ができた時はどうするんだろう?

ちなみに運賃は200〜300円で、未就学児、75歳以上の高齢者、身障者は半額とか。

いつも空っぽで走るよりは、このデマンド式運行の方がいいですね。

ばばが加計呂麻に単身赴任していた時、徳之島から帰る時は

ほとんど奄美市回りのエアーコミュータだったが、たまに船を利用した。

夕方、徳之島から乗船し、夜9時頃奄美市着、ホテルで一泊。

翌朝5時過ぎに港の近くから瀬戸内町行きの始発バスに乗る。

でも、乗客はほとんどいなくてばば一人のことが99%だった。

だから、ばばは「もったいないなあ」といつも思っていたのだ。

たった1100円くらいで、早朝1時間以上かかって

ばばを奄美市から瀬戸内町まで運んでくれる運転手さんに

申し訳ないとさえ思った。

瀬戸内町からも今は自家用車で奄美市へ行く人も多くなり、

やはりバス利用者は減っているのだろう。

特に、近年徳之島3町でも赤字路線が多く、その赤字分は年額

600万から4300万くらいにもなっていたとか。。。。

時代の移り変わりとともに、島の交通事情も変わってきた。

新しいデマンド型バス運行がうまくいくかどうか、見守っていきたいですね。

投稿者プロフィール

ばば
ばば
最新の投稿