懐かしい物発見!

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4月22日(水)曇り

毎日通う鮮魚さんで買い物をして帰ろうとしたばばの目に

お向かいのお宅の駐車場にある珍しい物が飛び込んできた。

2年近く毎日通っているのに、何故今まで気づかなかったのだろう?

と思い、カメラを向けた。

 

ばばがカメラを向けたのは????

そう・・・・・・・・・・手こぎ式のポンプ。

 

ばばが何回かブログにも書いたが、

子どもの頃の手伝いで一番の重労働と言えば水くみ。

(天秤棒のような棒の両端にバケツを下げて急な坂道を下り

泉から水を汲み家に運ぶ。大小の水瓶、お風呂が一杯になるまでは遊べない

一番きつい手伝いだったな。急な坂道の上り下りに加え、

坂道の脇には大きな松の木があり、

季節になるとその木から無数の毛虫が下がり、

そして道に落ち・・水を担いでいる上に、その虫を除けての数十往復は

今思うだけでも大変だった。)

当時、画像のようなポンプ(赤いお洒落な物ではなかったが)がある家が

集落にあっただろうか?

少なくともばばの隣近所にはなかった。

学校の行き帰りに隣の集落で、見た気がする。

わざとその家に寄っては水をもらって飲んだりした記憶がある。

ポンプの横には井戸があって、その井戸から水をくみ上げていたような気がするが

記憶が定かではない。

 

先日テレビで、アフリカのある国で子どもたちは泥水を飲んでいて

また、日常生活に使う水も遠くから運ばなければならず

水くみの仕事を手伝うために学校に行けない子どもたちもいた。

そのために、日本から技術者が現地に赴き、

現地の人たちと力を合わせて井戸掘りをするドキュメンタリーが

放送されていた。

ばばの子どもも頃よりも過酷な現状だった。

何回も失敗を繰り返しつつ、ついに井戸掘りは成功し

ポンプを備え付け、ポンプから出る水を飲んだり

顔を濡らしたり、体を洗う人たちの姿が輝いていた。

 
今はスイッチを押せば電気が点き、

水道の蛇口をひねればジャーッと水が出る便利な生活。

そんな生活にすっかり慣れきってしまっている。

そういう自分に警鐘を鳴らす意味でも、

ばばはしばらく赤いポンプから目が離せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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