ロシア「軍事施設の破壊は事実上完了」(2022年3月6日)

ロシア「軍事施設の破壊は事実上完了」(2022年3月6日)
ロシアのプーチン大統領は5日、ウクライナでの軍事作戦の主な目的である軍事インフラの破壊は「事実上完了した」と述べ、作戦は予定通りだと強調しました。侵攻に関する質問に答えたプーチン大統領はウクライナの非武装化のため、兵器庫や航空機などの破壊が必要だったと、強調しました。また、ウクライナ東部の親ロシア派の部隊をロシア軍が支援する選択肢もあったとした上で、ウクライナ軍への欧米諸国からの長期的な支援が予想されたため「参謀本部は別の道を選んだ」と全面攻撃に踏み切った理由を説明しました。ウクライナがNATO=北大西洋条約機構に求める上空への飛行禁止区域の設定については「武力衝突への参加と見なされる」と述べ、NATOを強くけん制しました。一方、ウクライナ南部マリウポリではロシア軍に包囲された市内から民間人を退避させる人道回廊の設置がいったん発表されましたが、戦闘が止まらず5日は実現しませんでした。ウクライナ側は、6日に女性と子ども、高齢者の退避を改めて試みるとしていて東部のハリコフや南部のヘルソンでも同じように退避が計画されているということです。

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