徳之島町は、同町立図書館(里光和恵館長)の指定管理者・徳之島図書館友の会(会長同)がこのほど製作した「徳之島島口ことわざかるた」を、同町ふるさと納税返礼品に採用し、同納税総合サイトに掲載。出身者たちへの島口(方言)伝承機運はもちろん、全国の納税者たちにも「楽しみながら島口文化に親しんで」とアピールしている。

島口ことわざかるたの製作は、同図書館友の会の同館指定管理者15周年を記念して企画した島口伝承活動の一環。前図書館長の岩下洋一さん(町史編纂室専門員)が郷土資料を基に監修し、イラストは元図書館職員の大屋幸姫美さんが担当した。

子どもから高齢者まで幅広い世代が活用できるよう同島古来の「テーキ話・俚諺(りげん)など計69句(枚)を絵札と読み札にピックアップし、解説や読み上げ音声のCDも付属。初版は200セットを製作(約80万円)。町内の学校や高齢者クラブにも贈呈して活用を図るという。

同町ふるさと納税返礼品への採用に、里光館長は「島出身者の皆さまはもちろん、全国の皆さまにも徳之島の島口を楽しみながら、かるたで遊んで欲しい。今後も幅広い世代の島口伝承につながることを望んでいます」と話した。

同かるた返礼の寄付額は7千円。ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」のほか3サイトに掲載。

問い合わせは同町企画課ふるさと思いやり応援推進係(電話099-82-1111、内線311)。